今日の給食は、昭和(しょうわ)27年(ねん)（１９５２年(ねん)）の給食(きゅうしょく)を再現(さいげん)した「タイムスリップ給食(きゅうしょく)」です。特別(とくべつ)にくじらのお肉(にく)を使(つか)っています。市原(いちはら)隼人(はやと)さん主演(しゅえん)の「おいしい給食(きゅうしょく)」season1(シーズンわん)第一話(だいいちわ)の献立(こんだて)にもくじらは登場(とうじょう)していました。

当時(とうじ)は、豚肉(ぶたにく)や牛肉(ぎゅうにく)などのお肉(にく)が高価(こうか)で手(て)に入(はい)りづらく、かわりにくじら肉(にく)を食(た)べていたそうです。

～給食クイズ～

日本(にほん)で捕鯨(ほげい)が制限(せいげん)された理由(りゆう)は次(つぎ)のうち、どれでしょうか？

①　くじらによる船(ふね)での事故(じこ)が多発(たはつ)したから　　②　くじらは神聖(しんせい)な動物(どうぶつ)だから

③　反捕鯨(はんほげい)国(こく)に反対(はんたい)されたから

正解(せいかい)は、③の反捕鯨(はんほげい)国(こく)に反対(はんたい)されたからです。IWC(アイダブルシー)（国際(こくさい)捕鯨(ほげい)委員会(いいんかい)）により、１９８８年商業(しょうぎょう)捕鯨(ほげい)が国際的(こくさいてき)に規(き)制(せい)されました。理由(りゆう)は、反捕鯨(はんほげい)国(こく)により「くじらが絶滅(ぜつめつ)してしまう」「くじらは知能(ちのう)が高(たか)く、感情(かんじょう)豊(ゆた)かな動物(どうぶつ)なので殺(ころ)すべきではない」「捕鯨(ほげい)は残虐(ざんぎゃく)な行為(こうい)」などの意見(いけん)があったからです。

ですが、近年(きんねん)くじらの数(かず)も増(ふ)えはじめ、捕鯨(ほげい)に関(かん)する多様性(たようせい)が認(みと)められ規制(きせい)解除(かいじょ)により、令和(れいわ)元年(がんねん)の7月(がつ)に商業(しょうぎょう)捕鯨(ほげい)が再開(さいかい)しました。今では市場(しじょう)にも出回(でまわ)っておりスーパーでも見(み)かけることが増(ふ)えており、大分(だいぶ)、高価(こうか)ではありますが、くじら肉(にく)が前(まえ)に比(くら)べて手(て)に入(はい)るようになりました。
くじらを食べた感想は、「(給食でくじらを食べていた先生）そうそう、昔食べたくじらの味だ。」「味がレバーに似てる。」「ちょっと微妙・・・。」「固かったけど美味しかった。」などとさまざまでしたが、みなさん珍しいお肉で興味を持って食べているようでした。

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↓今日の調理の様子↓