順位決定戦の相手は、新人戦に優勝した城西川越中に対し、準決勝で、ほぼ互角の戦いを見せた立教新座中だった。
その自力に勝る立教新座中に対し、明戸中はよく戦った。必死のタックルで相手をよく止めた。ただ、ボールを動かされ、走力に勝る
相手に走りまくられる展開になると、どうしても失点が多くなった。
でも、今回も彼らは決して、勝負を捨てなかった。抜かれても、抜かれても、声を出し、立ち上がり、相手を追いかけた。
前半も、相手ゴール前まで迫り、もう少しでトライという場面があった。後半の意地のトライまで行き着けたのも、一人一人の、
一つ一つの地道な頑張りがあったからだろう。
彼らは確実に成長していた。試合は5対41という結果に終わったが、明中ラグビー部は最後まで、下を向かなかった。
今日の試合は必ずや春に向けて、いい経験になったはずだ。上位3チームとの力の差をうめるために、最大限の努力が、この冬できるか。
直向きに、ただひたすらに、日々の練習に向かえるか。これからの、明戸中ラグビー部のさらなる成長を楽しみにしたい。