6月22日(木)、ラグビー部は学校総合体育大会大里地区予選に臨んだ。一回戦の相手は南中、練習試合では15分間で3トライされた相手。圧倒的に不利な相手であり、戦況も、立ち上がりで、ワントライを奪われ、苦しい状況で試合は始まった。ただ、そこからの集中力が練習試合とは違っていた。敵ゴール前のラインアウトからFWが縦に突進、みごと、ワントライを取り返し、前半は7対7で折り返したのだ。
後半も、先にトライを取られ、14点、不利な状況は変わらなかった。ただ、選手は決して最後まで、勝利をあきらめなかった。ノーサイドまで、数分のところで、右隅に意地のトライ、ただ、ゴールはそれてしまった。 残りはもう3分少々、選手は必死でトライを取るために前進した。ただ、相手も必死さは同じ。懸命のタックルで応戦した。もうプレーが止まれば、ノーサイドというところで、相手の気持ちに焦りが生じたのか?相手が、ペナルティーを犯した。PGが決まれば逆転。相当のプレッシャーがあったと思うが、ラグビーボールはみごと、クロスバーを超えた。本当に劇的な勝利だった。この勝利が、今年度の明中ラグビー部の公式戦初勝利になった。
まさに、「思えば、叶う。」「Fight to the Last!」というのはこのことだ。子どもたちはすごい!彼らに無限の可能性を感じる。彼らのこれからの成長が楽しみになると同時に、ラグビーというスポーツは本当に面白いスポーツなんだと言うことを、彼らに再認識させてもらった。